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 先日、やっと政策福祉課の課長が要望書の回答をしてくれた。障害者担当の人が、国の見直しにより、通所・在宅サービス利用者の負担上限額が引き下げられたこと、個別減免の資産用件が拡大されたことをもったいぶって話してくれたが、その対象になるのは、あの中では、超貧乏な私ぐらいだろう。

子供が重い障害をもって一生を生きなければならないとすれば、親は爪に火をともしてでも、その子名義の土地や家を購入したり、預貯金を残すのは当たり前のこと。それはある意味、日本の社会福祉が以前からいかに貧しかったかのあらわれにすぎない。

『あんな猫の額ほどの土地のせいで、一生高い利用料を払っていかなくてはいけないなんて』『預貯金は何かあった時のためのもので、今すぐ使えるお金じゃない』『私たち、なんとか還元水なんか飲んでないし・・』 

みんなもの申す申し方がすごく上手くなった。負けてなかった。強くなった。

 結果は、何も変わらなかった。でも、私たちは変わった。図らずもこの悪法は、私たち障害者の『自立』を支援してくれたのかもしれない。『自立=自ら要求を持ち、他人の言いなりにならないこと』という意味において。

終わり
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